騒音への対処法
みなさん、こんにちは。
東京スタッフの嶋岡です。
今月はじめに東京に引越してきたのですが都内の家賃の高さに驚愕してしまいました。
なるべく安い物件を契約したのですが安いのには安いなりの理由があるもので両隣り、上の階の生活音がとても聞こえてくる物件でした。
そこで今日は騒音問題を解決する吸音材についてご紹介します!
吸音材といっても音の違いにより使い分ける必要があります。
1. 多孔質材(porous materials)
グラスウールやロックウール、ウレタンフォームなどが代表的です。無数の細かい空気の通り道(細孔)を持ち、音波が侵入すると内部の空気と摩擦・粘性抵抗によって音エネルギーが熱エネルギーに変換されます。一般に高周波(500Hz以上)に対して高い吸音性能を持ちます。
2. 板状材(panel absorbers)
合板や石膏ボードなど、比較的質量のある板材を用いたものです。板が空気中の音圧によって振動し、その運動エネルギーが内部摩擦で減衰される仕組みです。これは中低音域(100~500Hz)に有効で、特に壁や天井構造の一部として設置されることが多いです。
3. 有孔板(perforated panel absorbers)
合板や金属板に多数の穴を空け、背後に空気層や多孔質材を組み合わせた構造です。穴を通して音が内部に入り、背後の空気ばねと粘性抵抗により音が吸収されます。共鳴現象を利用して中音域(250〜1000Hz)に効果的で、設計次第で周波数特性を調整できます。
用途に応じた吸音材の適切な選定が、快適な音環境を構築する鍵となります。科学的な設計のもとで使用することで、効率よく不要な音を減衰させることが可能ですが予算との兼ね合いも大事ですよね、、、。
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