建築 × 音
皆さんこんにちは!名古屋スタッフの澤村です。
カフェでの作業ってなぜか集中出来たり、音楽を聴くための空間は音の質が違うな。と思うことありますよね。
その感覚を生み出してくれているのにも建築が一役買っている所もあるんです!
今回は 建築 × 音 でお話していきたいと思います!
まず、音って建築とどう関係ある?
音は、空気の振動として空間を移動します。
つまり、建物の広さ・形・素材・高さなどによって「響き方」「伝わり方」が全然違ってきます!
たとえば、、
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天井が高いと音が響きやすくなる
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柔らかい素材(カーペットやカーテン)は音を吸収する
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壁が平らだと反射しやすく、凹凸があると拡散する
建築で“音”をデザインすると?
建物を設計するとき、「どんな音の空間にしたいか」を考えると、こんな工夫が生まれます
コンサートホール ➡ 天井や壁を曲面にして音を広げる / どの席でもきれいに聴こえる
病院の待合室 ➡ 天井に吸音パネルを設置 / 話し声が響かないように
オフィス ➡ 床材にカーペット、仕切りで吸音 / 集中しやすく、静かな空間に
カフェ ➡ 木材や布を使って音を和らげる / にぎやかだけど落ち着ける雰囲気に
音を“楽しむ”建築も!
昔の日本建築でも、音の演出が使われていました。
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鹿威し(ししおどし):静かな庭に響く「カコン」という音が心を落ち着ける
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回廊の足音:神社や寺の廊下では、歩く音が心地よく反響するよう設計されていました。
また、茶室の雨音を楽しむように、自然の音を“感じる”建築もたくさんあります。
建築には見た目の良さ、使い勝手、性能など様々ありますが、人間の五感でもある、音を気にした建築も大事なんです。
素材一つ、使い方一つ、デザインの仕方一つで音の響きは変わってくるなんてとても面白いですよね。