快適な夏を過ごすヒント
みなさんこんにちは。
大阪スタッフの西田です。
本当に毎日茹だるような暑さが続いていますね…。
日本の高温多湿な夏は厳しいものですが、世界にはさらに過酷な暑さの地域がたくさんあります。
そうした国々では、先人たちが築き上げた知恵や、現代のテクノロジーを駆使した独自の暑さ対策が発達しています。
今回は、海外の事例から、私たちの生活にも取り入れられるヒントを探ってみたいと思います!
昔から伝わる建物の工夫
エアコンが普及する前から、人々は建物の構造や素材で暑さをしのいできました。
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分厚い壁と小さな窓(地中海沿岸など): ギリシャや南欧の伝統的な家屋は、石造りの分厚い壁と小さな窓が特徴です。これは、日中の熱を壁が吸収し、熱が室内に伝わるのを防ぐためです。また、小さな窓は直射日光の侵入を最小限に抑え、涼しい空気を室内に保ちます。
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高床式住居(東南アジア): タイやベトナムなどの熱帯地域では、高床式の家屋が一般的です。これは、地面からの湿気や熱気を防ぎ、床下の空間を風が通り抜けることで、家全体を涼しく保つ効果があります。
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中庭のある家(中東・北アフリカ): 中東や北アフリカの家屋には、多くの場合、中庭(パティオ)があります。中庭は高い壁で囲まれており、日差しが直接差し込まないようになっています。また、噴水や植栽を配置することで、気化熱を利用して周囲の気温を下げ、家全体の空気を冷やす役割を果たします。
現代のユニークな暑さ対策
現代でも、各国の文化や状況に合わせた新しい暑さ対策が生まれています。
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公共施設の活用(韓国): 韓国のソウルでは、バス停が個室になっていて中に冷房が完備されている場所があるそうです。また、横断歩道の信号待ちの場所には大きなパラソルが設置されているなど、公共空間での暑さ対策が進んでいるようです。
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遮熱塗料と街路樹(シンガポールなど): 都市部では、屋根や道路に太陽光を反射する特殊な塗料を塗ることで、ヒートアイランド現象を緩和しようとする取り組みが見られます。また、街路樹を計画的に植えることで日陰を増やし、歩行者が快適に過ごせるように工夫されているようです。
海外の暑さ対策は、その土地の気候や文化に根差した多様な知恵の宝庫といえます。
私たちもこれらの知恵をヒントに、日差しを遮る、風通しを良くする、活動時間を調整するなど、
無理のない範囲で生活に取り入れてみたいものですね!
本日もご観覧いただきありがとうございました。