寒くなってきましたね!
お久しぶりです!
大阪事務所の大谷です。
寒くなってきました!大阪は雪降るのかなと思いつつこんな話知ってますか!
氷の家が暖かい理由(イグルー)

1. 雪のブロックの優れた断熱性
イグルーの壁に使われているのは、透明な「氷」ではなく、中にたくさんの空気を含んだ「雪のブロック」です。
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空気の断熱効果: 断熱材が熱を遮断するのと同じように、雪の内部には無数の小さな空気の層が含まれています。気体である空気は、固体や液体に比べて熱を通しにくい性質があります。
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熱の逃げをブロック: 雪のブロックに含まれる空気の層が、イグルーの内部で発生した熱(ランプの熱、人の体温など)を外に逃がしにくくし、同時に外の極端な冷気が内部に伝わるのを防ぐ、天然の断熱材として機能します。
2. ドーム型と密閉性の構造
イグルーの独特の形状と内部構造は、暖かさを閉じ込めるために非常に工夫されています。
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ドーム型:
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円形ドーム(半球)の形状は、表面積を最小限に抑えつつ空間を確保できるため、熱の放出を減らすのに効率的です。
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また、室内の暖かい空気が上昇し、壁に沿って降りてくる際に暖かさが保たれ、効率よく空間を暖めることができます
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高気密性:
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雪のブロックを積み重ねた後、内部の熱でわずかに溶けた雪が外気で冷やされ再凍結することで、ブロックの隙間が埋まり、高い気密性が保たれます。これにより、熱損失の原因となる隙間風(漏気)がほとんどなくなります。
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3. その他の工夫
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内部仕上げ: アザラシなどの動物の毛皮を床や壁に敷くことで、冷たい雪の表面からの冷輻射(熱を奪う現象)を防ぎ、さらに断熱性を高めています。
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熱源: わずかなオイルランプの熱や、居住者の体温だけでも、上記のような断熱・気密構造のおかげで、外気温がマイナス数十℃でも、イグルー内部は氷点下を上回る温度に保たれることがあります。
したがって、「氷の建築」が暖かいのは、「雪に含まれる空気が熱を遮断する断熱材として機能している」ことが最大の理由なんですって!
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