これって何だろう?

こんにちは大阪支店の大谷です。

今回は穴です!ふとコンクリートの壁を見ていた時に

なんだこの丸い穴は!と思って色々調べてみましたところ・・・

コンクリートの壁の丸い穴は、主に以下の名前で呼ばれています。

  • ピーコン穴(Pコン穴)

  • セパ穴(セパレーター穴)

この穴は、コンクリートを流し込んで固めるための型枠を、バラバラにならないように固定するために使われる部材の跡です。

1. 型枠の固定

コンクリートの壁を造る際、まずその形状に合わせて木製の型枠を組み立てます。

  • Pコン(プラスチックコーン): プラスチック製の円錐形の部品。型枠に接する部分に取り付けられます。

  • セパレーター: 鉄筋コンクリート造の壁の厚さを一定に保つための金属製の棒。型枠と型枠の間を貫通し、Pコンなどと組み合わせて型枠の固定に使われます。

2. 穴の正体

コンクリートが固まり、型枠を外す際、Pコンは取り外されますが、セパレーターの本体はコンクリートの中に埋まったまま残ります。

取り外したPコンの跡が、壁に残る丸いくぼみ(ピーコン穴)なんだとか。

 穴を埋める理由

コンクリート打ちっ放しの建物をよく見ると、この丸い穴はモルタルなどで埋められています。これは、セパレーターが金属製であるため、屋外の壁の場合、穴を放置すると水が伝わってセパレーターが錆びてしまうのを防ぎ、そこから漏水やコンクリートの劣化が起こるのを防ぐためです。

コンクリート打ちっ放し仕上げの建物では、この埋められた跡がデザインの一部として活かされています。 

物あるべき形には理由がしっかりあるんですね!!!

今回はこれで終わりです!

何かございまいたらタクトデザイン工房までお問い合わせくださいませ!

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