外壁がない理由とは

みなさま、こんにちは。

もうすぐ東京スタッフになる嶋岡です。

6月も半ばに差し掛かりプロ野球の交流戦も後半戦になってきました。阪神の調子といえば甲子園でオリックスに3連勝したかと思えばベルーナドームでライオンズに3連敗、、、。今年は交流戦優勝が見えてきたと思った矢先やはり交流戦が苦手なのは相変わらずのようです、、、。

そんな阪神が3連敗したベルーナドーム、実はとても野球ファンの間で度々話題に上がる野球場なんです。ベルーナドームは自然共生型のドームとして知られており、場所も「となりのトトロ」の舞台となった狭山丘陵にあります。そして1番の特徴としてなんと外壁がないんです。イメージとしては球場の上にテラスの屋根が乗っているような構造で風やら雨やら虫が大量に球場内に入ってきます。ドーム球場なのに、、、。

なぜこのように球場と屋根が分離しているかというと固定資産税対策が一つの大きな理由です。

固定資産税は、土地・家屋・償却資産に課される税金です。家屋とは、屋根・壁に覆われ、雨風をしのげる建物を指していて、償却資産は事業用の構築物などで、使用に伴い価値が減少するものです。ベルーナドームは、屋根が存在しても壁がないため、外気分断性の要件を満たさない可能性があり当初は屋根部分を償却資産として申告し、野球場部分を家屋として申告する方法が検討されました。(家屋として1つにまとめるよりも野球場(家屋)、屋根(償却資産)で分けた方が税金が安い)

ちなみに野球場は建築基準法的に”観覧のための建築物”に該当するため建築物扱いなんです。ですが河川敷にあるグランドなど観覧できる工作物(客席)がない場合は建築物ではありません、、、。

最終的に屋根と野球場が1つの「建物」として認定されてしまい固定資産税が課税されることとなりました。上手いことを考えても税金からは逃げられないんですね。

私はふるさと納税で頼んだ8kg鶏肉があと6kg残っており当分の間、鶏肉から逃れそうにありません。

今日も今日とて鶏肉を食してきます! ではまた!

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