「低い天井」がもたらす心理的効果とは

こんにちは。名古屋スタッフの尾崎です。

皆さんは天井が高いのと低いのどちらを好みますか?

私は小さいころ、兄と子供部屋や押し入れの中で毛布などを駆使して秘密基地を作って遊んでましたが、私は天井が高い方が好きです!(笑)

 

一般的には「広々とした空間」が好まれる傾向がありますが、あえて“天井の低さ”を活かすことで得られる心理的な効果があることをご存じでしょうか?

 

天井が低い空間は、まるで“洞窟”や“繭”のような感覚を与えてくれます。人は広すぎる空間よりも、適度に囲われた空間の方が安心しやすいという心理傾向があり

特に落ち着きたい場面—読書やリラックスタイム、寝室などではこの効果が強く出ます。

高い天井は開放的ですが、その分思考が拡散しやすくなるとも言われています。逆に、天井が低い空間では視覚的な刺激が少なくなるため、ひとつのことに集中しやすくなるメリットも。

書斎や作業スペースであえて“天井低め”の設計を採用するのも一案です。

「ここは自分だけの場所」という感覚を持ちたいとき、天井の低さが空間に「密度」を生み出し、よりパーソナルな雰囲気を演出してくれます。

ただ、物理的に狭いということが不快に感じるケースもあります。ですが、「狭さ=欠点」ではなく、「狭さ=個性」として捉えることで、天井の低さもひとつのデザイン要素に変わります。

間接照明を使って高さの印象をコントロールしたり、天井材の色味を工夫することで、逆に“魅せる天井”にも。

低い天井は、単なる構造的制約ではなく、「居心地の良さ」「心の静けさ」「集中の質」など、多くの心理的恩恵を秘めた設計要素です。

空間と心の相関関係を見つめ直すことで、これまでの住まいの常識が少し変わるかもしれません。

 

低い天井の良さを調べていて、私も幼き頃の記憶を思い出してみたのですが、確かに”秘密基地”だけあってパーソナルスペースが出来、ウキウキしてたのを思い出しました♪

一見マイナス要素に見えるものも、視点を変えてみるとプラスになっていい学びになりますね。

以上ご閲覧ありがとうございました!

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