夏に欠かせないハーブといえば
みなさん、こんにちは!
大阪オフィスの西田です。
猛暑の続く今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、この猛暑を乗り切るために【シソ(紫蘇)】を使ったレシピにハマっています!
夏の食卓を彩る、爽やかな香りのシソ。
刺身のつまや冷奴、そうめんの薬味として欠かせない存在ですよね…。
しかし、この身近な植物が、実は数千年にわたって「命を救う草」として重宝されてきたことをご存知でしょうか?
今回は、私たちが何気なく食べているシソの、知られざる歴史と名前に隠された物語をご紹介します。
「紫蘇」の名前に隠された衝撃のストーリー?
シソは漢字で「紫蘇」と書きます。
この名前には、中国に伝わるある衝撃的な出来事が由来していると言われています。
【昔、中国でカニを食べた若者が食中毒で死にかけていました。その時、名医が紫色の葉を持つ薬草を与えたところ、若者は奇跡的に息を吹き返したのです。この若者が「蘇った(よみがえった)」ことから、この薬草は「紫蘇」と呼ばれるようになりました。…】
この伝説は、シソが古くから解毒作用を持つ薬草として認識されていたことを示しています。
私たちが刺身のつまとしてシソを添えるのも、単なる彩りや香り付けだけでなく、食中毒を予防するという目的があったのですね!
縄文時代から続く、日本との深い縁
シソは中国から伝来したと言われていますが、実は日本の縄文時代の遺跡からもシソの種が出土しています。
このことから、シソは日本にも古くから自生していた可能性や、少なくとも縄文時代には既に利用されていたことが分かっています。
また、平安時代の医学書『本草和名(ほんぞうわみょう)』には、薬や漬物として利用された記録が残されており、日本におけるシソの歴史の古さを物語っています。
本当に長い間、私たちの暮らしと共にあったのですね(感慨深い…)。
夏にシソが重宝される理由
現代の私たちが夏にシソを好んで食べるのは、科学的にも理にかなっています。
シソには以下のような効果があると言われています。
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食欲増進効果: 独特の香りが食欲を増進
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殺菌・防腐効果: 食中毒予防
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疲労回復効果: 含まれる成分が、夏の暑さで疲れた体をサポート
次にお刺身の横に添えられたシソを見たら、ただの薬味ではなく、数千年の歴史と、命を救った物語に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
きっと、いつもの食事がもっと豊かに感じられるはずです!
本日もご観覧いただきありがとうございました。