Healing the Street

皆さん、こんにちは。
タクトデザイン工房のココです。

今日は 「Healing the Street(通りを癒す)」 という考え方についてお話ししたいと思います。

このテーマは、最近Instagramで目にした投稿がきっかけでした。
何気なく流れてきた一枚の写真と短い言葉でしたが、
不思議と目が止まり、「これはとても良いアイデアだな」と感じました。

街や通りを“デザインする”のではなく、
人や環境を“癒す”視点で捉えるという発想。
今の時代だからこそ、強く響く考え方だと思います。


Healing the Street という考え方

Healing the Street は、
通りや街を単なるインフラとしてではなく、
人の感覚や心に作用する空間として捉える考え方です。

派手な建築や大きな再開

発ではなく、
日常の中にある小さな通りや足元の風景を、
丁寧に整えていく。

その姿勢自体が、とても現代的だ

と感じます。


環境にやさしいデザイン

この考え方が素晴らしいと感じた理由のひとつは、
環境への配慮が、自然な形で組み込まれている点です。

自然素材を使うこと
光や風を活かすこと
無駄な装飾を足さないこと

それらはすべて、
環境への負荷を抑えながら、
人にとって心地よい空間をつくるための工夫です。

「環境にやさしい」と「居心地がいい」は、
決して相反するものではなく、
むしろ同じ方向を向いているのだと思

います。


通りが人に与える影響

通りは、毎日誰かが必ず通る場所です。
だからこそ、その空気感は人の感情に大きく影響します。

歩いていて気持ちがいい
自然と視線が上がる
少しだけ立ち止まりたくなる

そんな体験が積み重なることで、
街の印象はゆっくりと変わっていきます。

Healing the Street は、
人の行動を強制するのではなく、
そっと気持ちを整えてくれる存在です。


建築とインテリアの視点から

建築やインテリアは、

室内のためだけに存在するものではありません。

素材の選び方
色のトーン
外へにじむ光
内と外のつながり

それらはすべて、通りの表情をつくります。

建物一つひとつの積み重ねが、
通り全体の雰囲気を形づくっていく。
そのことを改めて考えさせられました。


なぜ今、この視点が必要なのか

現代の都市はとても便利ですが、
同時に、少し疲れやすい環境でもあります。

だからこそ、
「治す」「癒す」という考え方を

デザインの中に取り入れることが重要だと感じます。

Healing the Street は、
声高に主張するデザインではなく、
静かに寄り添うデザインです。


最後に

Instagramという日常的なメディアから、
こうした視点に出会えたことも、とても象徴的でした。

通りを癒すことは、
街を大きく変えることではなく、
日常を少しずつ良くしていくこと。

これからのデザインや空間づくりに、
この考え方を大切にしていきたいと思います。

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