建築 ✖ 気化熱
みなさんこんにちは!名古屋スタッフの澤村です。
先日、同僚の子と仕事終わりにご飯を食べに行きました!いろいろな話をのんびりしながら夜の時間を過ごし、最後はカラオケで締め、帰路につきました。たまにはこういうのが必要ですね
今回は夏を快適に過ごせるための、建築 × ○○ を考え、調べてみた結果のブログを書いてみたいと思います。
今回のテーマは 建築 × 気化熱 です!
まず、気化熱とは?
気化熱とは、液体が蒸発するときに周囲から熱をうばう性質のこと。
たとえば…
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夏に汗をかく → 汗が蒸発 → 体の熱を奪って涼しく感じる
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打ち水をすると涼しくなるのも、、、両方とも気化熱です!
つまり、「蒸発=冷やす効果がある」ってことなんです。
気化熱は建築の中でどう使われる?
① 打ち水や中庭のしつらえ
昔の町家や旅館などでは、玄関先に打ち水をして涼をとる風習がありました。
庭に水をまいたり、水鉢を置いたりすることで、気化熱で周囲の空気が冷やされます。
② 通風計画 × 気化熱
建物に風の通り道(通風)をつくることで、水分が蒸発しやすくなり、より涼しく。
たとえば:
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窓の配置で風を誘導
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庭の植栽に水をまいて、その涼風を室内へ
③ うちぬき井戸やししおどしの活用
伝統建築では、水が常に動く仕掛けを庭や建物の一部に組み込むことで、湿度と気化熱を調整していました。
→(確かにこれがある場所はどこか涼しい気がします。水の流れる音も関係しているのかな?)
現代建築での活用例
ミスト冷却(外部) → ミストを散布して冷却 商業施設・駅前などで活用中
緑のカーテン(植物) → 葉の蒸散で涼しく ゴーヤやアサガオなど◎
湿式仕上げの外壁材 → 蒸発しやすく保水力あり 統的な土壁や左官技術に注目
このような形で、水が熱を奪いながら蒸発するこの仕組み。自然は上手く作られているなと感じました。
ですが、それをまた発見し、生活に組み込んでいる人間もまた賢いですよね。