みなさん、こんばんは。

名古屋スタッフの尾崎です！

最近行ったカフェの内装が魅力的でこれは共有したい！と思い、本日は”スケルトン天井の魅力”についてお話しします。

近年、オフィスや店舗、フィットネスジムなどで採用が増えている「スケルトン天井」。天井を仕上げず、躯体や設備をそのまま見せるデザインは、一見ラフで無骨な印象がありますが、実は空間の魅力を大きく引き出す力を持っています。

最大のメリットは、天井高を確保できることです。仕上げ天井を撤去するだけで数百ミリの高さが生まれ、空間は一気に開放的になります！

天井が高いほど、人は心理的に「自由」「伸びやかさ」を感じやすく、特にジムやスタジオのように身体を大きく動かす空間では、この開放感が利用者のパフォーマンスにも影響します。

また、スケルトン天井は素材のリアルさをそのままデザインとして活かせる点も魅力です。構造体やダクトが見えることで、空間に誠実さや透明感が生まれ、無駄を削ぎ落とした現代的な雰囲気をつくり出します。黒でまとめればインダストリアルに、白で塗装すれば軽やかでナチュラルな印象に。仕上げがない分、照明計画や色使いで空間のキャラクターを自在に変えられます。

さらに、設備が露出しているため、改修や増設がしやすいという実務的メリットもあります。照明の追加、空調の増設、配線の変更などが天井裏を開けずに行えるため、変化の多いテナントには特に相性が良い構造です。

一方で、見せるデザインだからこそ、施工の丁寧さが求められます。配管のラインを揃える、ケーブルを整理する、塗装を均一に仕上げるなど、細部の美しさが空間全体の印象を左右します。

スケルトン天井は、単なる仕上げの省略ではなく、空間を広く、軽く、自由にするための選択肢です。用途に合わせて工夫すれば、空間は驚くほど豊かな表情を見せてくれます。

以上ご閲覧ありがとうございました！！！