内装仕上げの“見えない下地”が空間の品質を左右する理由
こんばんは。名古屋スタッフの尾崎です!
急ですが、「内装の“見えない下地”って、実はめちゃくちゃ大事なんです」
完成した空間を見ると、どうしても壁紙やタイルなど“表に出ている仕上げ”に目が行きますよね。でも、実は空間のクオリティを決めているのは、その奥にある“下地”です。
普段は見えない存在ですが、ここが整っていないと、どれだけ高級な仕上げ材を使っても美しく仕上がりません。
たとえば壁紙。継ぎ目が浮いたり、光が当たったときにボコボコ見えたりするのは、ほとんどが下地の精度が原因です。
タイルの目地が揃わない、造作家具が壁にぴったりつかない、巾木が波打つ——こういうトラブルも、実は“仕上げ材のせいじゃない”ことが多いんです。
下地にはいくつか種類があります。最も一般的なのは石膏ボード。加工しやすくて不燃性もあり、壁紙・塗装・タイルなど幅広い仕上げに対応します。
造作家具や棚を取り付ける場所には、ビスが効く合板を仕込むことも多いですね。タイルや左官仕上げの下には、モルタル下地が使われることもあります。
こちらは強度が高い反面、職人さんの腕が仕上がりに直結する“技術勝負”の素材です!
そして、仕上げ前に行われる「下地調整」も超重要ポイント。ボードの継ぎ目やビス穴をパテで埋めたり、不陸を整えたり、必要なところに補強を入れたり。
ここを丁寧にやるかどうかで、仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わります。
結局のところ、内装の質は“見えない部分”で決まります。仕上げ材の良し悪しより、下地の精度と職人さんの技術のほうが空間の完成度に直結するんです。
だからこそ、プロは下地をすごく大事にする。見えないけれど、実は一番大切な部分なんですよね。
以上ご閲覧ありがとうございました!!!
