韓国・Inspire Hotelのラウンジ空間
名古屋スタッフの尾崎です!
先程に続き、Inspire Hotelのラウンジについて、こちらも魅力がたくさん詰まっていたので、お話させてください!
Inspire Hotelでフロントに感動したあと、そのまま奥へ進んだ先にあるラウンジがまた印象的でした。チェックイン直後の高揚感を、自然と落ち着いた方向へ導いてくれるような空間で、「余白のつくり方」がとても上手いと感じました。
まず目に入るのは、壁一面に配置された本棚。装飾としての“見せる棚”にも見えるが、空間の背景としても静かに存在しているのが良かったです。
照明も強すぎず弱すぎず、本の背表紙が柔らかく浮かび上がる程度の明るさで、視線を誘導しすぎない。こういう“控えめな主張”が空間の質を決めるんだと改めて感じました。
家具の配置もよく考えられていて、ソファやチェアが過度に向き合わず、かといって孤立もしない絶妙な距離感。利用者同士の視線がぶつかりにくいレイアウトになっていて、自然と落ち着ける。
こういう配置は図面上だけでは決めきれず、実際のスケール感や動線を想像しながら調整しているんだろうなと、設計者として共感しました。
また、ラウンジ全体に“抜け”があるのも印象的でした。家具を詰め込まず、あえて余白を残すことで、空間に呼吸するようなリズムが生まれている。
ホテルのラウンジはどうしても機能を盛り込みがちですが、ここは「何もしない時間」を肯定するような余裕がありました。
フロントでの高揚感から、ラウンジでの落ち着きへ。空間のトーンを段階的に変えていくことで、滞在者の気持ちを自然に整えていく。そんな設計意図が伝わってくる場所でした。
ホテル全体の体験を“流れ”として捉えているからこそできる空間づくりだと思います。
以上ご閲覧ありがとうございました!!
