時代を超えるデザイン思考

皆さま、こんにちは。
タクトデザイン工房のココです。

今日は、アール・デコの展示で見かけた一脚の椅子についてお話ししたいと思います。

展示室に入って最初に目に留まったのは、
赤いファブリックとスチールパイプで構成された、とてもシンプルな椅子でした。

正直なところ、
「これってアール・デコ?」
と、少し意外に感じました。

装飾的なモチーフや華やかさを想像していた私にとって、
この椅子はとてもモダンで、現代的に見えたからです。


装飾ではなく、構造がデザインになる

よく見ると、この椅子は余計な要素が一切ありません。

フレームは連続したスチールパイプで構成され、
座面と背もたれは最小限の布だけ。

形そのものがそのまま機能になっていて、
構造がそのままデザインとして成立しています。

ここには「飾る」よりも
「どう使うか」「どう支えるか」という視点が強く感じられました。


モダンに見えるアール・デコ

アール・デコというと、
幾何学模様や金属装飾、豪華な素材感を思い浮かべがちですが、

1920〜30年代のアール・デコには、
機械や工業素材を取り入れた、より合理的で未来的な表現も存在していました。

この椅子は、そんな“機械時代の感覚”を反映した一例だと思います。

華やかさではなく、
軽さ、強さ、シンプルさ。

そこには、現代のミニマルなインテリアにもつながる考え方が感じられました。


今の空間にも通じるデザイン

個人的に印象的だったのは、
この椅子が決して「過去のデザイン」に見えなかったことです。

今のホテルラウンジやギャラリーに置いても、
違和感なく溶け込むような普遍性があります。

流行ではなく、構造と機能から生まれた形だからこそ、
時代を超えて使われ続けるのだと思いました。


最後に

今回の展示を通して感じたのは、
アール・デコは単なる装飾様式ではなく、
時代の変化と技術への期待を空間や家具に落とし込んだデザインだったということ。

この一脚の椅子は、
その静かな力強さを教えてくれました。

過去のデザインを知ることは、
これからの空間づくりを考えるヒントにもなります。

そんなことを感じながら、
展示室を後にしました。

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