「近・中・遠」で考える空間のレイヤー

お久しぶりです。

大阪支店の武田です。

今回は、私が絵、写真の構図で常に意識している「視点のレイヤー」について建築設計と結び付けつつお話しします。

キーワードは、【近景・中景・遠景】

もともとは絵画や写真の技法ですが、これを建築設計のプロセスに当てはめると、思考の整理がぐっと深まります。

  1. 近景(Foreground):手元の質感とディテール
    身体が直接触れる「1/1〜1/20」の世界。ドアノブの冷たさ、スイッチプレートのマットな質感。空間の「手触り」を決定づける要素です。

  2. 中景(Middleground):生活の振る舞いとレイアウト
    視線が留まる「1/30〜1/100」の世界。家具の配置や動線、空間の構成そのもの。いわゆる「基本設計」の主戦場であり、生活の質を左右する骨格です。

  3. 遠景(Background):境界線と抜け感
    窓の外の景色や、視線の突き当たりを作る「1/200〜」の世界。内と外を繋ぎ、空間に「広がり」を与える演出です。


こうして振り返ると、建築設計とは「異なるスケールの図面を往復しながら、近・中・遠の解像度をチューニングする作業」だと言えるかもしれません。
手元のディテールに拘りつつ、ふと顔を上げて遠くの景色までを見通す。
そんな多角的な視点を、これからも大切にしていきたいと考えています!

 

実際のサイズの物と図面を往復し続けて空間を作り続ける設計という職能に、少しでも興味をもっていただけたら幸いです!

お見苦しい文章でしたが最後までご高覧いただきありがとうございます.


おまけ:
最近水彩画にハマり、【ぼんやりとした全体像を描いてから、詳細を描きあげていくプロセスそのもの]が、建築設計と同じだなとしみじみ感じ無理やりこじつけてみました。
画像は最近描いた鳥です。
こんな感じの、印象画ほど抽象度が強くなく、デッサンよりも詳細的ではない【ピンぼけしているような空間】を設計できないかなと考えています。
まだ言葉に出来ていないのではっきりとは分かっていません。
また次のブログで考えてみます!

 

武田

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